人工知能学会全国大会で学生が発表します(2018.6.5@鹿児島)

鹿児島で開催される人工知能学会全国大会で、小長谷研究室の加藤拓哉君(B4時)と津野駿幸君(M2)が口頭発表します。

加藤拓也,稲本万里子,小長谷明彦:深層学習法による源氏絵の流派推定,
人工知能学会全国大会(第32回),2D1-05,鹿児島,[2D1] AI応用-画像応用セッション,2018年6月6日 09:00 〜 10:40 D会場 (4F カトレア)

津野駿幸,稲本万里子,小長谷明彦:仮想空間上の灯明光源効果を用いた時代屏風の再現,人工知能学会全国大会(第32回),2K2-02,鹿児島,[2K2] ヒューマンインタフェース・教育支援-仮想・拡張現実・エージェントセッション,2018年6月6日(水) 13:20 〜 15:00 K会場 (3F あじさい・もくれん)

 

第63回人工知能学会生物情報研究会(SIG-MBI)で講演(2017年3月24日,JAIST)

毎年恒例のAISTでのSIG-MBIにおいて、小長谷が「新学術領域「分子ロボティクス」の成果と今後」と題して講演しました。分子ロボティクスについて最初に講演したのは2013年3月のSIGMBIでしたが、その時のスライドを用いながら5年間の進捗と成果をアピールしました。

また、渡邊健太君が修論のテーマである「セマンティックネットワークを活用した医薬文書理解システムの構築」について講演し好評を得ました。

プログラムおよびアブストラクトについてはこちらをご覧ください。

 

 

祝!渡邊健太君がLODチャレンジ2016にてDbpedia賞を受賞(2017年3月11日,東大本郷キャンパス)

オープンデータの活用例を競うLOD(Linked Open Data)チャレンジ2016において、渡邊健太君(M2当時)がアプリケーション部門で見事Dbpedia賞を受賞しました。

受賞テーマは修論で開発した推論システムPROLOQL Extensionを用いた医薬品添付文書のLODを利用した文書理解補助システムです。

医薬品添付文書は薬物の化合物名など専門用語が多く、普通の人が読んでもなかなか意味を理解することができません。本システムは人間がウイキペディアを使って専門用語を調べるように、推論システムが関連するWEBサイトを自動的に探して表示してくれます。

 

源氏絵データベース科研準備会で河野文弥君が発表(2017年2月23日田町CIC)

源氏絵研究の推進のために源氏絵データベースの整備を恵泉女学園大学稲本万里子教授と進めています。この一環として、2月23日に開催した準備会において河野文弥君が修論のテーマである「Deep Learningを用いた源氏絵の画像認識」について発表しました。

源氏絵に登場する貴族や女房の顔の特徴から流派をDeep Learningを用いて自動判定するという野心的な研究でしたが、狩野派・岩佐派と土佐派の間ではまあまあの識別精度が得られることがわかりました。河野君、短期間にうまく研究をまとめてくれてどうもありがとう。

情報系の研究だと、ともすれば、Deep Learningの学習法による分類精度の良し悪しに目が向きがちですが、何故その画像の分類が正しくできなかったのか、流派の本質的な特徴の違いは何なのかについて、美術史の専門家の意見を聞くことができ、大変参考になりました。

美術館関係者からは仮想現実(VR)技術に対する興味が示されたので、今後、源氏絵のVR化についても検討してゆきたいと思います。

 

人工知能学会第62回SIG-MBI研究会を開催および講演(2016年11月12日,慶応大学日吉キャンパス)

人工知能学会合同研究会の一環として、下記のプログラムを分子生物情報(SIG-MBI)研究会とナチュラルコンピューティング(SIG-NAC)研究会とで共催しました。分子を使って「知能」を創る、自然物を使って「計算」する、という観点から議論できてとても楽しかったです。世話人をして頂いた萩谷昌己先生にあらためて御礼申し上げます。来年もまた共催しましょう。

第62回SIGMBI: 分子ロボティクスとマテリアルインテリジェンス(協賛: SIGNAC)開催のお知らせ
日時:2016年11月12日(土)
場所:慶応義塾大学 日吉キャンパス 来往舎
(プログラムのアブストラクトはこちらをご覧ください)

午前セッション:分子ロボティクスとその知能

10:00~10:30
小長谷明彦(東工大)「分子ロボティクスの現状と今後の展開について」
10:30~11:00
菅原研(東北学院大)「分子ロボティクスの新パラダイム」
11:00~11:30
鈴木泰博(名大)「学習する化学反応系について」
11:30~12:00
丸中愉太(東大)・萩谷昌己(東大)・大下福仁(奈良先端大)「群知能を用いた経路探索による機械学習」
午後セッション:マテリアルインテリジェンス — ものに宿る知能

14:30~15:15
堀尾喜彦(東北大)「脳型コンピュータハードウェアの動向と課題」
15:15~16:00
川又生吹(東北大)・礒川悌次郎(兵庫県立大)・Ferdinand Peper(NICT)「計算を行うゲルオートマトンの実現にむけて」
16:15~17:00
中嶋浩平(京大)「Physical reservoir computing for soft robots」
17:00~17:30
成瀬誠(NICT)「フォトニック知能:意思決定を実現する極限光技術の創造」
17:30~18:00
金成主(NIMS)「自然知能:新たな物理的計算能力の活用」
ハイライト

 

BEST2016で講演 (2016年7月22日,Bali)

The 3rd Big data in Economics, Science, and Technology conference (BEST 2016), Indonesiaにおいて、

http://www.econophysics.jp/bali2016/

“A Role of Modeling and Simulation in Big Data Analytics: A Case Study in Pharmacokinetics” – Akihiko Konagaya (TIT)

会議のテーマは「ビッグデータ解析」。経済と科学技術のビッグデータ解析の観点から金融、信用ネットワーク、バイオメディカルなど様々なバックグラウンドを持つ研究者が集まるという異業種交流会的なワークショップでしたが、とても楽しめました。やはり、分野が違うと同じ技術でも、使い方、価値観が違う。多様な文化を理解することの重要性を再認識することができました。

 

 

 

小長谷研究室公開 5月13日、14日 J2-J3棟18階ロビー

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下記の時間帯に小長谷研究室の研究室公開を開催します。

5月13日(金) 15:45-18:00

5月14日(土) 13:30-17:00

場所 J2-J3棟 18階 ロビー

3次元実時間シミュレーション

微小管運動動画像処理

DNAオリガミ画像解析

小長谷研究室 紹介PDF  

 

 

日本応用数理学会より2015年度ベストオーサー賞を受賞

Cluster Newton Method  を用いた薬物動態解析をテーマとした論文で、

日本応用数理学 より2015年度ベストオーサー賞を受賞しました。

受賞者名
青木康憲、速水謙、小長谷明彦
対象論文
劣決定逆問題に対するCluster Newton法とその薬物動態モデルへの応用

国立情報学研究所ニュース速報

表彰状