大田区区民大学で講演します(6月6日, 東工大大岡山)

大田区が主催している【東京工業大学連携講座】「進化するAI(人工知能)と私たちの生活」において、第2回AIは人を超えられるか?ー源氏絵の解釈を巡ってー、と題した講演をします(6月6日(水)午後7時から9時,大岡山キャンパス本館H111)。

画像認識の分野では深層学習を用いた AI システムが人と同等以上の分類精度を達成し、注目を集めています。本講演では、小長谷研究室で開発中の貴族の顔から絵師の流派(狩野派、土佐派、その他町絵師)を識別するAIシステムと美術史の専門家による流派推定の違いについて講演します。

流派推定に用いた深層学習システムについては、同日、加藤拓也君が人工知能学会全国大会(鹿児島)で発表します。深層学習は画像認識においては驚異的な能力を発揮しますが、学習データの与え方によって結果が大きく変わってしまうという欠点を持っています。何故、AIシステムがそのような判別をしたのか、AIシステムの判断結果を鵜呑みにするのではなく、その理由を十分に理解してつかいこなすことが重要と考えています。

 

 

人工知能学会全国大会で学生が発表します(2018.6.5@鹿児島)

鹿児島で開催される人工知能学会全国大会で、小長谷研究室の加藤拓哉君(B4時)と津野駿幸君(M2)が口頭発表します。

加藤拓也,稲本万里子,小長谷明彦:深層学習法による源氏絵の流派推定,
人工知能学会全国大会(第32回),2D1-05,鹿児島,[2D1] AI応用-画像応用セッション,2018年6月6日 09:00 〜 10:40 D会場 (4F カトレア)

津野駿幸,稲本万里子,小長谷明彦:仮想空間上の灯明光源効果を用いた時代屏風の再現,人工知能学会全国大会(第32回),2K2-02,鹿児島,[2K2] ヒューマンインタフェース・教育支援-仮想・拡張現実・エージェントセッション,2018年6月6日(水) 13:20 〜 15:00 K会場 (3F あじさい・もくれん)

 

恵泉女学園大学スプリングフェスティバルで津野君がVRをデモ(5月26日)

津野駿幸君(M2)が科研基盤B「オントロジーに基づく源氏絵データベースを共有・活用した源氏絵の総合研究」(代表:稲本万里子(恵泉女学園大学))のアウトリーチの一環として、東工大小長谷研で開発した、「仮想空間(VR)を用いた灯明光源効果を用いた時代屏風の再現」について、恵泉女学園スプリングフェスティバルでデモしました。

2時間という限られた時間帯でしたが、25名の参加者が来て盛況だったそうです。

恵泉女学園大学の公式ツイッターに感想が紹介されていました。

津野君、お疲れ様でした。